けんぽの知恵袋
2023年01月30日
ヒートショックについて

厳しい寒さが続いていますが、ヒートショックという言葉を聞いたことがあるでしょうか。ヒートショックは冬場に暖房のきいた部屋から脱衣所に移動し浴槽に入るときなどに起こります。暖かい部屋から寒い部屋に移動すると、寒さに対応するために血圧が上がります。その後、浴槽に入ると急に身体が温まるため、血圧が下がります。このように短時間で血圧が上がったり下がったりを繰り返すため、脳出血や心筋梗塞等の病気を発症しやすくなります。特に10℃以上の温度差があると注意が必要といわれています。11月~2月は起こりやすい時期であるため、暖房のきいた部屋と脱衣所等の温度差を少なくすることが大切です。脱衣所と浴室を温める、お風呂の温度は38~40℃のぬるめに設定する、お風呂から出るときはゆっくり出る等の対策が有効です。