富士フイルムグループ健康保険組合

チョコレートの原材料となっているカカオは紀元前3000年ほどから食されていたと言います。カカオは不老長寿の薬として一部の王族や皇族しか口にできない高級品でした。カカオ専門の薬剤師がいたとか…。のちにカカオは南米からヨーロッパへ渡り、チョコレートやココアといったなじみ深い姿へと変わりました。チョコレート等に使うのはカカオの果実ではなく種の部分、カカオ豆です。

カカオ豆はポリフェノールが多く含まれており、血圧を下げる、動脈硬化予防などの効果がある栄養価が高い穀物です。しかし、普段私たちが口にしているチョコレートは砂糖や脂肪分、生クリーム等を混ぜ、おいしくしてあるため、食べすぎは厳禁です。また、胃酸分泌を促すため、胃炎や消化管潰瘍、逆流性食道炎等を悪化させる可能性があります。気を付けましょう。