けんぽの知恵袋
2023年06月12日
食中毒にご注意を

梅雨の時期は、食中毒菌の繁殖が活発になる時期です。
食中毒は、細菌性食中毒(カンピロバクター、黄色ブドウ球菌、サルモネラ等)、ウィルス性食中毒(ノロウィルス等)、自然毒食中毒(フグや毒キノコ等)の3つに分けられます。

ウイルス性の食中毒が冬シーズンに増えるのに対し、6月頃から増えてくるのが「細菌性の食中毒」です。
6月以降に増える食中毒で多いのは、カンピロバクター、ブドウ球菌、ウェルシュ菌の3種類です。
梅雨は水分が豊富で、気温が高く活動には絶好のチャンスです。食品の有機物の汚れや調理器具に付いた食品の汚れがあれば、ドンドン増殖していきます。

食中毒の予防としては5つあります。①料理で使う食材は、低温で保管する②食品の中心部までしっかりと加熱する③まな板、包丁、ふきん等は、熱湯や漂白剤で殺菌する④食べ物と調理器具・容器に分けて作業&保存を行う⑤調理後の料理は早めに食べる、または低温で保管することです。

また、食中毒の予防と同時に、抵抗力をつけておくことも大切なポイントです。
1年で最も食中毒の多いこの時期、バランスの良い食事と適度な運動・休養で菌に負けない体づくりを心がけましょう。