けんぽの部屋
2019年04月19日
「ヨガのある生活」 健保 常任理事 夏井孝子

運命の出会い !?

2年前の夏からヨガを始めました。

自宅のすぐそばにヨガスタジオの看板がかかって、「あっ!」とひらめき、スタジオのオープンと同時に入会しました。

その頃、五十肩で、左手がほとんど上がらなくなり、ジャケットの袖を通すこともままならない状態でした。首や肩もいつも凝っていて、朝起きたとき、身体がギクシャクしている感じがありました。このままだとまずいなぁと思いながらも、時間もなく、仕事をしている間は仕方がないかと、対策は湿布薬を貼る程度で、半ばあきらめていました。

そんなときの「ヨガ」、出会うべくして出会ったというのか、友人からは「運命の出会いだね」と言われています。

身体の変化

初心者なりに、下手なりに、インストラクターの先生の動きに見よう見まねでついていき、ヨガの世界に入っていくうちに、少しずつ上がらなかった左手が上がるようになってきました。そして凝り固まっていた首や肩、背中、腰・・・身体の一つひとつに意識を向けて、呼吸を送って、ゆるやかに曲げたり、伸ばしたり、ほぐしたり。そんな繰り返しがだんだん心地よく感じられるようになってきました。休日の朝や平日仕事を早く切り上げるなど時間を作って、週に3回、タイミングがあえば4回、いそいそとレッスンに通うようになりました。

ヨガを始めて数か月で、肩甲骨や股関節は、それまでの10年分くらい動かしたかもしれません。仕事柄、自分の健診結果には注意を払うようになりましたが、身体そのものには無頓着で、長い間、置き去りにしてきたのだなと実感しました。

心も身体も

1時間のレッスンが終わると身体もすっきりしますが、騒がしかった心も落ち着いて、穏やかになっていることに気づきます。

心と身体がつながっているということですね。

ヨガは人と比べるのではなく、無理をせず、自分の身体に向き合うことが大切と言われます。自分の様子をよくみて、無理はしないけれど、チャレンジの気持ちは忘れずに。歯をくいしばって頑張るのではなく、奥歯のかみしめをほどいて、ゆっくり呼吸をしながらあるがままの自分を受け入れる・・・こんなヨガのあり方は、今まで慌ただしい時間を過ごしてきた私には、今ちょうどマッチしているのかもしれません。

若くてチャーミングなインストラクターの先生方から女子力ももらうようにして、これからも楽しく続けていければと思っています。そしてヨガを通していつまでも心も身体もしなやかでいられることを目指したいと思います。