けんぽの部屋
2026年1月14日
「マイナ保険証完全移行スタート!医療DXで私たちの安心はどう変わる?」 健保 基幹業務グループ 阪本直樹

少しずつ目にするようなってきた「医療DX」というワード、皆さんはどのようなイメージを持っていますか?

DXは「デジタルトランスフォーメーション」の略称で、デジタル技術によって社会や生活をより良い形へ変革することを指していますが、そのDXを医療分野にも取り入れたのが医療DXです。厚生労働省では、保健や介護を含む医療分野における情報やデータを、全体最適された基盤(クラウドなど)を通して、業務やシステム、データ保存の外部化・共通化・標準化を図り、より良質な医療やケアを受けられるように、社会や生活の形を変えることと定義しています。超高齢社会に直面し、医療従事者不足や地域間の格差等が叫ばれる中、持続可能な医療提供体制の実現を目指すためにデジタル技術を活用することが有効になってきます。

そして、医療DXを推進するための基盤となるのが「マイナ保険証」です。

2025年12月2日から健康保険証が使用できなくなり、 「マイナ保険証」に完全移行しました。
このマイナンバーカードと保険証の一体化を1つの起点に医療DXがさらに進められていきます。

では、実際に「マイナ保険証」で受診することで得られるメリットは何か?
皆さんが気になる点だと思います。

マイナ保険証を使うことで、薬の処方履歴や健康診断の結果を医療機関が共有でき、健康保険証にはなかった高いレベルの医療サービスが受けられます。あわせて、顔認証技術で本人確認ができ、なりすまし防止にも役立ちます。

急な出張や旅行先で体調が悪くなっても、これまでの診療情報をもとに適切な診療を受けることができるので安心です。
こうした効率的で質の高い医療提供は、医療費の削減にもつながり、健康保険料の抑制にも寄与する可能性があります。

また、最近はスマートフォンにマイナ保険証を搭載し、医療機関で利用できるようになっています。
今後さらに利用可能な医療機関も増えていくため、マイナンバーカードを持ち歩くのに抵抗がある方でも、スマホ一つで簡単に診療を受けられるようになっていきます。

今は「健康保険証で十分」だったのにと考えている方も多いかもしれませんが、近い将来「マイナ保険証がないと困る」と感じる日がやってくるかもしれませんね。

※「健康保険証」や「マイナ保険証登録後の資格確認書」の取り扱いについては、こちらからご確認ください。